「Apple Pencilを買いたいけれど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」と悩んでいませんか?現在、Apple Pencilには「Pro」「第2世代」「USB-C」「第1世代」の4つのモデルが存在し、それぞれ対応するiPadや機能、価格が大きく異なります。特に2025年にはiPad Pro(M5)やiPad Air(M3)、iPad(第11世代)といった新機種が次々と登場しており、対応状況はますます複雑化しています。間違ったモデルを買ってしまうと、ペアリングすらできないという悲劇も起こり得ます。
この記事では、あなたの持っているiPadに最適なApple Pencilがひと目でわかる対応表と、用途別の賢い選び方を徹底解説します。イラストを描きたい人、勉強でノートを取りたい人、それぞれのニーズに合わせたベストバイを提案しますので、ぜひ購入前の参考にしてください。これを読めば、もう迷うことなく自分にぴったりの一本が見つかりますよ。
- 最新のiPad Pro(M5/M4)やiPad Air(M3/M2)は「Apple Pencil Pro」か「USB-C」のみ対応
- 「第2世代」と「Pro」は価格が同じだが、対応機種が新旧で完全に分かれているため注意が必要
- 安価な「USB-C」モデルには筆圧検知機能がないため、本格的なイラスト制作には不向き
- 第1世代はiPad(第9世代)以前やLightning端子搭載モデル向けだが、アダプタ経由で新機種でも使える場合がある
Apple Pencil選びはiPadの機種確認が最優先
- 最新のApple Pencil Pro対応機種と独自機能
- 第2世代が使えるiPadProとAirの境界線
- 互換性が広いUSB-Cモデルの対応状況と制限
- 第1世代が必要なLightning搭載iPadとその注意点
最新のApple Pencil Pro対応機種と独自機能
2024年に登場し、現在のハイエンドスタンダードとなっている「Apple Pencil Pro」は、これまでのモデルとは一線を画す進化を遂げています。
下記の機種で使用できます。
- iPad mini(A17 Pro)
- iPad Pro(13インチ)(M5)
- iPad Pro(13インチ)(M4)
- iPad Pro(11インチ)(M5)
- iPad Pro(11インチ)(M4)
- iPad Air(13インチ)(M3)
- iPad Air(11インチ)(M3)
- iPad Air(13インチ)(M2)
- iPad Air(11インチ)(M2)
機能面では、軸を指で強く挟むことでツールパレットを表示できる「スクイーズ」や、ペンを回転させてブラシの向きを変える「バレルロール」といった直感的な操作が可能になりました。また、万が一紛失しても「探す」アプリで見つけられる機能や、操作時に振動でフィードバックを返す触覚機能も搭載されています。価格は21,800円(税込)です。
もしあなたが最新のM5/M4チップ搭載iPad ProやM3/M2チップ搭載iPad Air、あるいはA17 Pro搭載のiPad miniを購入したのであれば、この「Apple Pencil Pro」は力になってくれると思います。
クリエイティブな作業をする人にとって、これらの新機能は作業効率を劇的に向上させる強力な武器となるでしょう。
第2世代が使えるiPadProとAirの境界線
「Apple Pencil(第2世代)」は、長らくハイエンドモデルのスタンダードとして君臨してきた名機です。側面のフラットな部分をiPadの側面に磁力でくっつけるだけで充電とペアリングが完了するスマートさは、多くのユーザーに愛されてきました。しかし、M4/M5世代のiPad ProやM3世代のAirが登場したことで、その立ち位置は「一世代前の準新作・旧モデル専用」となっています。
この第2世代が対応するのは、iPad Pro 12.9インチ(第3世代〜第6世代)、iPad Pro 11インチ(第1世代〜第4世代)、iPad Air(第4世代・第5世代)、そしてiPad mini(第6世代)です。つまり、「ホームボタンがないけれど、最新のApple Pencil Pro対応チップ(M4/M5/A17 Proなど)を搭載していないiPad」が主な対象となります。ここが非常に間違いやすいポイントなので注意が必要です。
- iPad mini(第6世代)
- iPad Air(第4または第5世代)
- iPad Pro 12.9インチ(第3、第4、第5、第6世代)
- iPad Pro 11インチ(第1、第2、第3、第4世代)
例えば、同じ「iPad Air」でも、第5世代(M1チップ)ならこの第2世代ペンを使いますが、第6世代以降にあたるM2/M3チップ搭載モデルでは使えません。価格はProと同じ21,800円で、筆圧検知やダブルタップでのツール切り替え機能も備えています。現在、中古市場や整備済製品などで以前のiPad ProやAirを手に入れた方にとっては、この第2世代が最高のパートナーとなります。自分のiPadが「最新」ではなく「少し前の高性能モデル」である場合は、この第2世代が第一候補になるでしょう。
互換性が広いUSB-Cモデルの対応状況と制限
2023年に発売された「Apple Pencil(USB-C)」は、13,800円という手頃な価格設定で注目を集めました。このモデルの最大の特徴は、USB-Cポートを搭載したほぼすべてのiPadに対応しているという汎用性の高さです。最新のiPad Pro(M5/M4)、iPad Air(M3/M2)、iPad mini(A17 Pro/第6世代)に加え、iPad(第10世代・第11世代)でも使用可能です。まさに「迷ったらこれ」と言えるほど幅広い機種をカバーしています。
- iPad Pro 13インチ(M4およびM5)
- iPad Pro 11インチ(M4およびM5)
- iPad Pro 11インチ(第1、第2、第3、第4世代)
- iPad Pro 12.9インチ(第3、第4、第5、第6世代)
- iPad Air 13インチ(M2およびM3)
- iPad Air 11インチ(M2およびM3)
- iPad Air(第4または第5世代)
- iPad(A16)
- iPad(第10世代)
- iPad mini(A17 Pro)
- iPad mini(第6世代)
しかし、価格が安い分、機能には明確な制限があります。最も大きな違いは「筆圧検知機能がない」ことです。ペン先を強く押し込んでも線の太さは変わりません(傾き検知には対応しています)。また、iPadの側面にマグネットで吸着はしますが、そこからワイヤレス充電やペアリングはできません。充電やペアリングを行うには、ペンのキャップをスライドさせてUSB-Cケーブルを接続する必要があります。
このモデルは、「対応機種の広さ」と「安さ」が魅力ですが、イラストを描く人にとっては筆圧検知がないことが致命的な欠点になり得ます。一方で、文字を書くことがメインの学生やビジネスマンにとっては、遅延の少ない書き心地は上位モデル譲りであり、コスパ最強の選択肢となります。特にiPad(第10世代・第11世代)ユーザーにとっては、変換アダプタなしでスマートに使える最適な純正ペンであるため、特におすすめです。
第1世代が必要なLightning搭載iPadとその注意点
「Apple Pencil(第1世代)」は、ペンの後端にLightning端子を備えた初代モデルです。現在でも公式サイトで販売され続けている理由は、iPad(第9世代)以前の「ホームボタンがあり、Lightning端子を搭載したiPad」に対応する唯一のペンだからです。また、iPad(第10世代)や最新のiPad(第11世代)でも技術的には使用可能ですが、ペアリングと充電には「USB-C – Apple Pencilアダプタ」が必要になります。
- iPad mini(第5世代)
- iPad(第6、第7、第8、第9世代)
- iPad(A16)*
- iPad(第10世代)*
- iPad Air(第3世代)
- iPad Pro 12.9インチ(第1および第2世代)
- iPad Pro 10.5インチ
- iPad Pro 9.7インチ
このモデルの特徴は、真円の転がりやすい形状と、光沢のある質感です。充電する際は、ペンのキャップを外してiPadのLightning端子に直挿しするか、付属のアダプタを使用します。この充電スタイルは「カブトガニ」とも揶揄される独特なもので、キャップを紛失しやすいというデメリットもあります。しかし、筆圧検知と傾き検知の両方に対応しており、描画性能自体は非常に高いものを持っています。
価格は16,800円と、機能の割にやや高価な設定になっています。もしあなたがiPad(第9世代)を使っているなら、選択肢はこの第1世代一択となります。しかし、USB-C端子を搭載したiPad(第10世代・第11世代)を使っている場合は、アダプタ管理の煩わしさがないUSB-Cモデルの方をおすすめします。第1世代は、特定の旧機種ユーザーのための「維持用」または「救済用」のデバイスという位置付けになりつつあり、新規で購入するメリットは薄れています。
用途別のおすすめApple Pencilと選び方
- 本格イラスト制作なら筆圧検知必須のProか第2世代
- メモ書きや学習用ならコスパ重視のUSB-C一択
- iPad第10世代ユーザーが陥りやすい罠と解決策
- サードパーティ製スタイラスペンと純正の違い
本格イラスト制作なら筆圧検知必須のProか第2世代

もしあなたがiPadを使って本格的にイラストやマンガを描きたいと考えているなら、選択肢は「Apple Pencil Pro」か「Apple Pencil(第2世代)」のどちらかになります。その理由は単純明快で、この2つのモデルにしか「筆圧検知機能」が搭載されていないからです。筆圧検知とは、ペンを押し込む強さに応じて線の太さや濃淡が変化する機能のことで、毛筆のような抑揚や、水彩画のような繊細なタッチを表現するには不可欠です。
安価なUSB-Cモデルにはこの機能がないため、どれだけ強く描いても一定の太さの線しか引けません。これでは、プロのような表現力豊かな作品を作ることは困難です。したがって、イラスト目的であれば、まずは「自分のiPadがProに対応しているか、第2世代に対応しているか」を確認し、対応する上位モデルを購入することを強くおすすめします。
さらに、Proと第2世代には、ペンをトントンと叩くだけで消しゴムとペンを切り替えられる「ダブルタップ」機能があります。描画作業において、ツール切り替えのためにいちいち画面上のアイコンをタップする必要がないため、集中力を途切れさせずに作業に没頭できます。予算を削ってUSB-Cモデルを買うと、後で必ず「筆圧があれば…」と後悔することになりますので、ここへの投資は惜しまない方が賢明です。クリエイティブな用途において、ペンの性能は作品のクオリティに直結します。
メモ書きや学習用ならコスパ重視のUSB-C一択

一方で、iPadの主な用途が「大学の講義ノートを取る」「会議の議事録を作成する」「PDFに注釈を入れる」といった文字中心の作業であれば、高価なProや第2世代はオーバースペックかもしれません。文字を書くという行為において、筆圧検知はそれほど重要ではないからです。むしろ、筆圧によって線の太さが変わらない方が、均一で読みやすい文字が書けるというメリットさえあります。
そこでおすすめなのが「Apple Pencil(USB-C)」です。13,800円という価格は、上位モデルの約6割程度で済みます。書き心地の滑らかさや、画面への追従速度(レイテンシー)は上位モデルと遜色ありません。また、iPadの側面にマグネットでくっつく機能はあるため、持ち運びの利便性も確保されています(充電はケーブルですが、バッテリー持ちが良いので頻繁な充電は不要です)。
特に学生の方にとって、約8,000円の差額は大きいはずです。その差額で、質の高いノートアプリ(Goodnotes 6など)の有料版を購入したり、画面保護フィルムやケースを揃えたりする方が、トータルの学習環境としては充実します。「文字を書くならUSB-C」と割り切ることで、最もコストパフォーマンスの高い選択が可能になります。最新のiPad ProやAirであっても、文字書き用途限定ならあえてUSB-Cモデルを選ぶという選択肢は十分にあり得ます。
iPad第10世代ユーザーが陥りやすい罠と解決策

iPad(第10世代)や最新の第11世代を使用している方は、Apple Pencil選びにおいて最も注意が必要です。なぜなら、これらの機種は「第1世代(要アダプタ)」と「USB-C」の2つに対応している一方で、マグネット充電が必要な「第2世代」や「Pro」には対応していないからです。ここでよくある失敗が、「第1世代の方が値段が高いから高性能だろう」と思って第1世代を選んでしまうケースです。
確かに第1世代には筆圧検知がありますが、iPad(第10世代/第11世代)はUSB-C端子を採用しているため、Lightning端子の第1世代ペンをペアリング・充電するには、別売りの変換アダプタとケーブルをつなぐという非常に煩雑な手順が必要になります。これが日常的に繰り返されると、かなりのストレスになります。「描きたい時にすぐ描けない」というのは、タブレットの利便性を大きく損なう要因です。
イラストを本気で描くために筆圧検知がどうしても必要という場合を除き、iPad(第10・11世代)ユーザーには断然「Apple Pencil(USB-C)」をおすすめします。アダプタ不要でUSB-Cケーブルで直接充電でき、管理が遥かに楽だからです。また、価格も第1世代より安いため、経済的です。「第1世代は充電が面倒くさい」という事実を理解した上で、自分にとってのメリット・デメリットを天秤にかけて選ぶようにしましょう。
サードパーティ製スタイラスペンと純正の違い

Amazonなどで「iPad用ペン」と検索すると、3,000円〜5,000円程度の安価なサードパーティ製製品(いわゆるジェネリックペン)がたくさん出てきます。これらは見た目が純正品にそっくりで、書き心地も意外と悪くありません。実際、文字を書くだけならこれらの安いペンで十分な場合も多いです。しかし、純正のApple Pencilとは明確な「壁」が存在します。
最大の壁はやはり「筆圧検知」です。サードパーティ製で筆圧検知に対応しているものはほぼ存在しません。また、iPadとのペアリングの安定性や、ペン先と描画位置のズレの少なさ、パームリジェクション(手を置いても誤反応しない機能)の精度において、純正品は圧倒的な信頼性があります。「いざという時に書けない」「線が途切れる」「充電残量が正しく表示されない」といったストレスがないのは純正ならではの強みです。
また、最新の「スクイーズ」や「ダブルタップ」といったジェスチャー機能も、純正品だけの特権です。予算が極端に限られている場合や、予備として持っておく分にはサードパーティ製も選択肢に入りますが、長く快適に使いたい、あるいはiPadの性能をフルに引き出したいと考えるなら、初期投資はかかっても純正のApple Pencilを選ぶことで、結果的に「安物買いの銭失い」を防ぐことができます。純正品のリセールバリューの高さも考慮に入れると、実質的な差額はさらに縮まります。
総括:iPadのモデルと用途で見極める、あなたに最適なApple Pencilの正解
この記事のまとめです。
- Apple Pencil ProはM5/M4 iPad Pro、M3/M2 iPad Air、A17 Pro mini専用の最新モデルである
- Proにはスクイーズやバレルロールなどの新機能が搭載されている
- 第2世代は旧iPad Pro(第3-6世代)やiPad Air(第4・5世代)に対応するかつての主力モデルである
- 第2世代とProは互換性がなく、対応機種が完全に分かれているため購入時は注意が必要
- イラスト制作には筆圧検知があるProか第2世代が必須である
- USB-Cモデルは筆圧検知がないが、価格が安く文字書きに最適で、最新機種含む広範囲に対応する
- USB-Cモデルはワイヤレス充電ができず、ケーブル接続が必要である
- 第1世代はLightning端子のiPad(第9世代など)に必要な旧モデルである
- iPad(第10・11世代)には使い勝手の良いUSB-Cモデルが推奨される
- 第1世代をiPad(第10・11世代)で使うには変換アダプタが必要で手間がかかる
- サードパーティ製ペンは安いが筆圧検知などの機能や安定性で純正に劣る
- 自分のiPadの機種名を「設定」アプリから正確に確認することが最優先だ
- 学生やメモ用途ならUSB-Cモデルでコストを抑えるのが賢い選択だ
- クリエイターは高くてもProか第2世代を選ばないと後悔する可能性がある
- 間違ったモデルを買うとペアリングすらできないため注意が必要だ
